言語聴覚療法室

~誰かの役に立つために~

発達検査

○新版K式発達検査2001
  【姿勢・運動領域】~身体の使い方
  【認知適応領域】~大きさや形、数を見分ける能力など
   【言語・社会領域】~ことばを扱う能力や、ルールを理解する能力など
  これら3つの側面から児童の発達の段階や、発達の特徴をみることができます。

訓練道具の紹介

○コミュニケーション代替ツール (画像は「PECS」)
「こちらの言ってることには反応するけど、喋ってくれない」
「【ください】だけで、なんでもかんでも済まそうとしてしまう」

こういった発話コミュニケーション面で不安がある児童とは、ことばの練習は続けながらも、ことば以外のツールや手段を使い、まずは他人とのやりとりや、コミュニケーションの形から練習してみることで、ふとした拍子に【喋って伝える】様子が見られ始めることがあります。
次第に、カード無しでコミュニケーションを取り始める児童もいらっしゃいます。

絵柄を強調したものや、文字だけのカードなど、児童の発達・特徴に合わせて利用します。

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○ペープサート
「怪我をしている動物を見つけたらどうする?」
「こんな時、なんて挨拶すればいいかな?」

動物やキャラクターの絵札を使って、ごっこ遊びのようにして日常的なコミュニケーション場面の練習や、実際に児童が体験して困ってしまった出来事を再現して、振り返りでの練習などに利用できます。
また、同じように挨拶などの台詞も絵札にすることで、コミュニケーション代替ツールとしても利用することができます。
表裏を、絵と名前や、動物なら鳴き声などで分けたりしても構いません。

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言語聴覚療法内容の紹介

○唇を使った発音の練習1~ストローとティッシュを使った吹き矢~
唇を閉じる、閉じている際に息を口の中で溜めて一気に解放する

<内容>
ティッシュを丸めたものをストローに軽く詰めて吹き矢の要領で的を狙います。
的までの距離を変えたりストローの長さや太さを変えることでレベル調整をします。

その他にも・・・
的の絵の題材を一緒に選び、書いたり、書いたものをお子様に色鉛筆で塗ってもらうことでより遊びの要素が入ってきます。
ストローに丸めたティッシュを自分で詰めたいというやってみたいという気持ちも出てくることがあります。
ティッシュを小さく破る工程や丸める工程、最後の詰める工程のいづれかを一緒に行うことで、目と手の協調や手先の操作性の練習にもなります。

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○唇を使った発音の練習2~風車~
唇の隙間から呼気を出す、細く長く出し続ける

<内容>
風車を出来るだけ長く回す事で、唇の隙間から息を細く長く出す練習をしていきます。
他にティッシュを丸めた物をゴールに向かって吹き続ける遊びもあります。
休憩を入れながら無理のない範囲で行っていきます。

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